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閉店まで三ヶ月を切った『GOLDONI』

演劇書専門GOLDONIは2000年9月13日に神田神保町に開業した。初めの3年ほどは、神保町と半蔵門の事務所を日に一度二度と往復したりの日常だったが、一昨年に事務所を畳んでからは、(GOLDONIは午後から開けるが)、早い時は朝の8時頃から遅い時は深夜までの15、6時間を店で過ごしたりしている。本探しの来店者や、私を訪ねての来客が続いたりすると、昼や夕の食事も満足に摂れないこともある。神保町での開店準備を含むと5年ほど神保町に毎日のように通っているが、体が疲れていても、GOLDONIにやって来る事は愉しい。今年に入ってGOLDONIに来なかった日はたったの三日だった。
GOLDONIの、私のこの先の展開はいま現在も決まっていない。ただ、演劇の基盤整備の一助にと、それも片手間のつもりで始めた務めだったが、想像以上に時間も手間も知恵も必要だった5年という時間と、貧しい私には厳しい経済的負担を重ねての書店経営を、どう総括するか。具体的にはどう活かすか、あるいはどう結着(落し前)を付けるか。夏までのこのひと月で考えを整理しようと思っている。
昨年の開業四周年の折や、新年のご挨拶でお送りしたmailや、取材を受けたムックや雑誌の記事を読んでか、閉店をご存知の方は、『店はいつで閉めるのか』と尋ねる。これまでは、『まだ、決めていない』と明言を避けてきたが、いま現在は、開業5年になる9月13日(九代目市川団十郎の命日である)までは続けようと思っている。石の上にも三年、というが、意地でも五年続ければ、あの世で遅参の挨拶をする折には、九代目は誉めては呉れまいが、労をねぎらっては呉れるかもしれない。
いまはそれだけを励みに、残りの三ヶ月を全うしようと思っている。