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「文化庁予算の大幅削減」について考える(五)

 朝日新聞朝刊の経済面にある社外筆者による『経済気象台』はいつも目を通すコラムだが、9月22日「組織の3要素」は民主党、中央官庁批判として面白く読んだ。
 <経営学の泰斗、米のチェスター・バーナードは、組織成立の条件として三つの要素を挙げた。共通目標、協働意思、コミュニケーションである。>
 <わが国の官僚組織も、この3要素を立派に備えている。国民への奉仕という本来の目標を見事に無視し、官僚の相互繁栄という互助組織を共通目標とした。省あって国なしと言われ、退官した官僚をトップとするピラミッド型組織の中で、組織拡大を貢献基準とする協働意思を成立させている。外郭団体を含めて増殖を重ね、今や暴走状況に近い。> 
 <官僚を抑えるのは、本来政治家である。だが、現政権の民主党には、政党としての持続性にさえ疑問符が付く。驚くべきことに民主党は、組織目標となるべき綱領を持たない。このため構成員のベクトル合わせができず、コミュニケーションも成り立っていない。>
 <新首相は、組織を立て直すのではなく、官僚組織が担ぐみこしに乗ろうとしているように見える。だが、共通目標などの3要素を欠いた組織が存続するというのは、経営学的には成り立たない話ではある。(ドラ)>

 本題である。
 『週刊新潮』9月8日号は、劇団四季の東北特別招待公演『ユタと不思議な仲間たち』を、≪被災地縦断「劇団四季」が原発30キロで届けた笑顔≫とのタイトルでグラビア2ページで大きく取り上げている。
 <9月に入って新学期を迎えた各地の学校。被災地の子どもたちもまた、震災の悪夢から夏休みを経て少しずつ笑顔を取り戻していた。
 そんな彼らの思い出作りに一役買ったのが「劇団四季」の被災地公演。7月下旬から約1カ月間、岩手、宮城、福島の被災地の13都市を回りのべ1万3000人を無料招待した。
 千秋楽を迎えた8月26日。会場となったのは、福島第一原発からおよそ30キロに位置する南相馬市立鹿島中学校だ。避難所だった体育館が、この日ばかりはミュージカルの舞台になるとあって、児童や保護者約1400人が詰めかけた。> 
 <招待された学校の中には、原発の警戒区域内にあるため、子どもたちは他校での疎開授業を強いられている。引率に来た同市立小高中学校の教頭が言う。「県外へ避難した友人に会えず寂しい思いをする子もいます。でも、今回の劇を見た生徒らの表情は活き活きとしていました」
 また、子どもたちも、「哀しいことがあったけど、今、生きているのはとても幸せなんだと感じた」と前向きな感想が多い。だが、内部被曝を恐れ未だマスクをつけた子どもの姿が今の"フクシマ"を示す。この地に安息が戻ってくるのはいつの日か。>