90席、ステージの半分見えず
ホールの改修検討
長野市、来年5月開館予定
長野市が来年5月に開館を予定している市芸術館の大ホール約1300席のうち約90席で、ステージの半分近くが見えないことがわかった。市は開館時期に影響が出ない範囲で改修することを検討している。
市によると、今月4日に建設業者から建物の引き渡しを受け、担当者が8日に確認したところ、2階の左右の壁際にある席で、ステージが半分近く見えないことが判明。観客が転倒しないように客席の勾配をゆるやかにしたため、転落防止用に設置した客席前方の壁に視界を遮られることが原因という。
市芸術館の総事業費は、ともに建設した新市役所第1庁舎を含めて約161億円。工期延長が重なるなどして、当初より8億円近く増えた。