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『ゴルドーニ記念舞台芸術図書館』

昨日15時前。国際基督教大(ICU)の3年生・角前敦子さん、9月からのカナダ・トロントのウインザー大学留学を前に、履修科目の課題図書を探しがてら渡航の挨拶に。恐縮。アリストパネスの『女の平和』を探していると言うので、所蔵(非売)の岩波文庫版(絶版)を餞別にする。最近観た幾本かの舞台の印象など聴いたが、鋭く、的確、説得力のあるもので、舌を巻く。文化庁や助成財団支援による在外研修の多くは、本来の、文字通りの「留学」とはほど遠いものだとよく聞くが、角前さんの1年留学は、科目、履修駒数、単位数からしても本格的。相当にハードなものになりそう。健闘を祈る。
常連の佐々木治己さん、7日の神楽坂での公演を終えて、久しぶりの来店。急ぎのmail・電話連絡の用があり対応できない私に代わり、ぺージェント・児童劇を主唱した坪内逍遥のことなどを、コンパクトに、的確に角前さんの学ぼうとする「教育」に即してミニレクチャー。若く発展途上の青年たちの真剣で初対面ながら和やかなやり取りをみながら聴きながら考えた。夢の『舞台芸術図書館』でしたいことの一つは、第一線の演出家や研究者、評論家、制作者にしてもらおうと妄想している日替わりレファレンス・サービス。専門家や勉強中の学生、アマチュア演劇、学校演劇の人、そして一般の人を相手に、真摯に、そして優しくレファレンスが出来、年の数日くらいレファレンス役を買って出ようという志の高い、奇特な演劇人にどうしたら巡り会えるか。事業運営の資金協力を求めることも難しいが、最大の困難は事業の趣旨を理解し協力してくださる真っ当な演劇人を探すこと、か。