17時前、溜まった8月の新聞クリップを整理中、ここ数日の寝不足がたたってか、数分うたたね。そこに週刊・月刊雑誌記事のデータベース作成の魁、データムの高橋潔氏が来店。27日の金曜に、近くの神田須田町の蕎麦まつやで遅い暑気払いでもと、数日前に電話で約束していたが、ご本人が現れたので微睡んでいる間に金曜日になったかと慌てる。「生憎27日は、大阪出張になってしまった」ので、と断りを言いにわざわざ渋谷のオフィスからのお出まし。忝し。福田恆存、阿部謹也、黒田恭一などの本7点お買い上げ下さる。氏がデータムを設立する前に勤めていた新潮社の編集者時代、編集を担当した作家・江國滋さんとの九州取材旅行の思い出や、当時の同僚・井上孝夫さんの著書『世界中の言語を楽しく学ぶ』(新潮新書)の話などを伺う。ロシア語の項にあるのか、「チェーホフ『桜の園』の第三幕の幕切れのアーニャの台詞の井上君の訳が、非常に良いんだ」とも。『舞台芸術図書館』の立ち上げについて、助言を戴く。18時半、「もうこんな時間か」、と店を出られた。
GOLDONIのIT推進化の協力者が続いて来店。忙しい月末のそれも週央の夜の3時間、智慧を貸してくれる。忝し。