2018年06月

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会う人みな師

店の開け立て、ご常連の元美術出版の森清涼子さん、来店。「ゴルドーニに見える若い人に」と美術展のチケットをたびたび下さる。いつも、最近探した本のことなど教えていただく。今日は、『田辺元・唐木順三 往復書簡』(筑摩書房刊、7770円)について。終戦直後の軽井沢での田辺元の暮らし振りの断片を聴かせて戴いた。
14時半、明治大学文学部教授の神山彰氏。以前に入手された、北村喜八宛ての二代目市川左団次、その妻の甥・浅利鶴雄氏(劇団四季の浅利慶太氏の父)、河竹繁俊氏からの挨拶状など十点ほどを見せて戴いた。今日は、昭和三十年代までの日本映画に残る、新劇や歌舞伎・新派の俳優たちの演技の『型』についての興味深いお話。16時過ぎ、「ついつい長い時間話し込んでしまう」と仰りながら店を出られる。
森清さんからは美術・文学の、神山さんからは歌舞伎・映画の講義。毎日のように、本を探しに、あるいは私を訪ねて見える人々が、私の師になる。有難いことだ。
17時半頃、小柄な白人女性が本でいっぱいになった大きなバッグを背負って来店。「歌舞伎の身体論」辺りの本を探しているという。ブルガリアの大学で教え、ロンドン大学の博士課程に学び、立命館大に留学中という。その京都から本探しのために東京中の書店をまわって歩く彼女に、この国の同学の徒、あるいは演劇はどう映っているのだろうか。