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木場、日本橋、丸の内

12時過ぎ、木場・東京都現代美術館に到着。『花と緑の物語展』の最終日。コロー、ピサロ、ルノアール、キスリングほかの七十数点の展示だが、なんと言ってもモネ作品がその内の十点近くで一室を占める。初期作品から後年のあの睡蓮までのコーナーだが、初めて観る「ルエルの眺め」に感心。茨城県近代美術館に収蔵の作品のようで、水戸に出かける機会があれば、また観てみたい。込んではいなかったので、じっくり2時間近く観てまわった。常設展も覗いていたら、15時を過ぎてしまい、次の日本橋・ブリヂストン美術館に急いだ。ここは、「マネ、モネ、ルノワールから20世紀へ-」との副題を持つ『巨匠たちのまなざし展』。所蔵品中心の構成で、ルノワール、シスレー、そしてモネなど、以前に観たものが大半だったが、浅井忠、藤島武二の数点は初見。17時半、ブリヂストン美術館を出て、日本橋から丸の内を散策。この14日にオープンした『OAZO』の丸善新本店を覗く。演劇書のコーナーは、研究書も充実、冊数も多く、GOLDONI店売用の四分の一ほど。30分ほど隅で見ていたが、客は一人も立ち寄らなかった。
現代美術館で思い出したが、17日に同館で開かれた『ピカソ展 -躰とエロス-』の開催レセプションに、スペシャルゲストだかで無芸タレントの叶某女が招かれていて、他の出席者の顰蹙をかっていたそうだ。しかし、ピカソのエロスにゴージャスのエログロで応じるなど、主催者はなかなか深い読みをしたものだ。さすが軽さで勝負のフジ・サンケイグループの産経新聞だけのことはある。天下の朝日新聞は無論、ナベツネ読売ですら教養・節度が邪魔して出来ないキャスティングだ。天晴れ。