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ニューヨーク舞台芸術図書館

16時、早稲田大学に。演劇博物館21世紀COEプログラム「演劇の総合的研究と演劇学の確立」芸術文化環境研究コース・公開研究会、という長いタイトルの会合。この日の研究会テーマも、「芸術振興の基盤を担う文化機関のあり方-ニューヨーク舞台芸術図書館の使命と運営」と非常に長いもの。一見智慧の無さそうにも見えるこのタイトルのつけ方あたりも、COEプログラムには重要、か。ニューヨーク公共図書館(NYPL)の舞台芸術図書館館長ジャクリーン・デイビス女史のレクチャーと質疑応答の2時間。聴衆は演劇博物館館長始め早稲田大関係者を除けば十人ほど。このような企画をGOLDONIが主催すれば、今でも五十、百人は集めるだろう。女史は公共性、舞台芸術そのものへの貢献、そして使命などを語る、真っ当な発言で好感したが、質疑では、岩波新書の菅谷明子さんの著書『未来をつくる図書館』を、あるいはその中のこの図書館を書いた30頁ほどの章だけでも読んでいれば判るような質問が続出、閉口した。研究会の担当者からの案内でも、この本を参考文献にあげているので、読んで参加するのがマナーだろう。質問者の大半は、図書館情報学の専門家や図書館司書、美術館学芸員、アーツマネジメントを学んでいる人たちだそうだから、当然読んでいなければならないものだ。昨秋に経済産業省の外郭団体である経済産業研究所が催した菅谷さんのランチ・セミナーには、経済産業省ばかりか他官庁や大学や図書館、企業の情報関係の人たちなど、新刊で出たての同書を読んだばかりの百人ほどが駆け付け、刺激的なセミナーになった。