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東京国立近代美術館『RIMPA展』

最近はほぼ毎日GOLDONIに出ている。日曜と月曜は休業にしているが、神保町に来ないことはない。昼間までの打合せや食事の約束などで外出の時でも、取り敢えずは神保町に寄り、夕方に店を閉め外出した後も深夜11時頃までならば店に戻ったりしている。「いつ休んでいるの」「健康なんですね」と言われることがままあるが、普段から、「GOLDONIはビジネスでも趣味でもない使命・務め」「演劇という悪行だけで充分なので、飲酒、喫煙、夜遊びに関心がない」ので、元気なのかもしれない。ただ、観劇が続くと、かえって気分が塞ぎ、偶のクラシック鑑賞や日曜ごとの美術館めぐりでそれを癒し、英気を養わなければならない。昼過ぎ、神保町から雨の中の散策、竹橋・東京国立近代美術館へ。『RIMPA展』の最終日。子供の夏休みの宿題ではないが、展覧会はぎりぎりにならないとなかなか行けない。雨模様でも、十分待ちの行列が出来ていた。「琳派」中心のものなのに、なんでこんなに人が来るのだろう。主催の東京新聞が購読者に入場券をばら撒いたとしても、こんなに込むものだろうか。テレビを見ないので知らないが、天晴れのフジテレビかで、足りなそうな少年タレントたちがサッカーやバレーボールの大会のように、「僕たちがRINPA展を応援しています」なんて言っているのかと訝っているうちに入場。第1室の宗達、光琳の作品には黒山の人だかりで観られず、化政期の酒井抱一あたりから観ることが出来た。今回はとくに浅井忠の蒔絵文箱が面白かった。つい最近も、東京国立博物館での『万国博覧会の美術』で観た彼のカルタ図案に興味を惹かれた。日本の近代洋画の祖のひとりだが、油彩画以外にも関心があったのだろう。浅井の人生がどんなものだったのか、全く知らないが、気になる美術家のひとりだ。常設展を覗いたが、こちらは見事な鑑賞環境。たぶん、『RIMPA展』に来た人の1、2%しか観に来ていないのではと思えるほどガラガラ。先週行った東京都現代美術館で、常設展を覗いていた観客の大半は、『花と緑の物語展』で見掛けた人ばかりで、『ピカソ展』の観客らしい人はほとんど居なかった。いったいこれはなんなのだろう。美術館を出たら、前庭の正面にバスが出発するところで、車内は満員の乗客。新丸の内ビルから国際フォーラムなど丸の内一帯を巡回する無料シャトルバスだった。なるほど、新観光名所・丸の内の、観光施設としての近代美術館か。六本木ヒルズ観光における森美術館と同じありようか。美術館はシンコク、いや進化している、か。