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『白洲次郎』と『帝国ホテル』

昨日の続き。17時過ぎ 、友人の紹介で、メディア総合研究所の吉野眞弘社長がお見えになる。氏はITコンサルティング、翻訳、語学教育、映像製作、出版などメディア全般の事業展開をされているが、尊敬する白洲次郎の本、『プリンシプルのない日本』の発行者でいらっしゃるので、お目に掛かることを楽しみにしていた。吉野氏は私より5歳年上の57歳。氏との1時間ほどの対話は、1960年代後半から今日までの四十年ほどの日本の変わり方についてだった。営利企業の利益追求という『欲望』とはなど、興味深いテーマのお話を伺ったが、途中で私の外出の時間が来てしまい、「今度はじっくりと話せるように時間を作りましょう」と仰って戴きお帰りになった。
18時半、有楽町へ。東京国際フォーラムCホールで上演中のMOMIXの『PASSION』。会場で『三田文学』の元編集長の作家・高橋昌男氏にご挨拶。終演後、DNA Mediaのプロデューサー後藤光弥氏と日比谷の『慶楽』で食事、帝国ホテルの『EUREKA』でお茶。この2店は、三十年来の日比谷での定番コース。『舞台芸術図書館』の設立に向けて、そのグランドデザイン作りなどを相談。海外・国内の出張も多く、マルチメディアコンテンツ制作で多忙な氏、「時間のあるときに、インタビューして差し上げる。話すことで構想がより明確になるはずだから」と仰ってくださる。話の途中、向かい側の席の団体が帰るところで、そこに旧知の桜ゴルフの佐川八重子社長がいらしたのでご挨拶。「ご兄弟、ご活躍ですこと」と過分なお言葉を戴いた。「活躍」とは全く縁の無い無名な演劇製作者としての最期の挑戦が、『舞台芸術図書館』。応援してくださる人々と、活躍は出来なくとも、自助努力による演劇の拠点作りに邁進したい。