2017年06月

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おかきや店主の『憂国の情』

何年か前のこと、歳暮の礼に、ある店のおかきの詰め合わせを戴いた。包を開けて、その店の商品カタログの後に書かれていた、その店主の挨拶に些か驚ろいた。
「地球環境問題を解決できるのは、天皇陛下お一人。天皇陛下に奏上申し上げたいが、どなたか陛下にお伝え戴けないか。」
そこに書かれた言葉は、店主の憂国の情が溢れ、感動した、ということはなかったが、大丈夫かなとの心配をしたほどだ。国を憂えるおかき店店主が、天皇にその救済を求めている時、いつもの台詞で恐縮、税金による補助金に骨の髄まで浸かってしまい、既にそれ無しでは生きていけない演劇人たちを批判し、なお一層孤立を深める私は、どなたに助けを求められるか。
最近は、「演劇人ばかりか文化庁や新国立劇場批判が烈しく、ついにキレてしまったのでは」と心配を戴くことたびたびだが、まだキレてはいない、つもりだ。演劇のジャーナリズムや批評の御連中も、それらの演劇人と殆ど変わらず、文化庁や新国立劇場の委員や役職、新聞社制定の演劇賞の選考委員を務めることが余程嬉しいのか、権威権力に靡くこと夥しい。もともと作品のことにしか興味と関心がなく、私が提示するような問題には、演劇人同様に、意識も理解する能力も持ち合せていないようで、新聞や雑誌で、補助金行政や補助金の不正受給の問題について書くべき今も、沈黙したまま。この人たちに助けを求めることは全くの無駄だ。
財務省の高官にはこの『提言と諌言』を読んで呉れている人々もいると聞くが、税金の無駄使いにメスを入れ、検査・捜査もすべき会計検査院や最高検察庁、警察庁の幹部職員とお付き合いがあり、彼等にこの『提言と諌言』を読むように勧めて下さる方は、いらっしゃらないものだろうか。
おかき店のあるじのように、天皇に助けを求めるほどの勇気は今もないが、こうお願いしても、かえって気は確かかと訝る人、怖がってより遠ざかる人ばかりだろうか。