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バイエルン総監督・ジョナス氏の講義録(五)

ジョナス氏のオペラ・カンパニーにおけるリーダーシップやカリスマについての話から、今回は氏の言葉を「講義録」から要約せずに(部分的には補足をしながら)書き写す。
「今までは、企画の骨格、カンパニーを促進させる骨格についての話をしました。いかに中枢をつくるか、どうやって肉づけをするか、その肉づけの周りに洋服を着せる。そうしてこのシーズンが、この(バイエルン州立歌劇場の)ブックレットにあるようにできていくわけです。また、人材の使い方も話しました。私が今日お話ししたことは、聴衆の皆さんの生活、それこそ医学、ビジネスなど、さまざまな面で取り入れられないことではありません。また、ドラマトゥルギーのことも話しました。やはり反復的な経営の中で、専門的な意見を取り入れることは大切です。そして自分の考え方を導入することによって財務的な結果につなげていくのです。すべてを実現するためには、やはりコストがかかります。コストを図ることと、私たちの夢を実現する過程とのバランスなのです。そのアイデアとは、だれが所有しているのでしょうか。一人の人間がそのプロダクションの一番のもととなる種を持っていたとしましょう。自分が大きなオペラ・カンパニーに属していれば、自分の種は、自分の持っているものではなくて、カンパニーのものになるのです。そのアイデアを所有するのは、インテンダントでもディレクターでもありません。最も有名な指揮者で、自分がそのアイデアを所有することにこだわってしまい、オペラ・ハウスをクビになってしまった人もいます。最近そういう例がありましたが、彼は間違っています。やはり自分の考えを皆のものにしていかなければいけない。その寛大さが必要です。」「芸術的、音楽的なだけでなく一般的なリーダーシップの面でも、それは知性やいろいろな失敗の経験から得たもの以上に、カリスマが重要になってきます。劇場の世界で「カリスマ」はとても大事です。人々を触発するだけではなくて、カンパニーの前に立って、彼等を政治的な攻撃や、多くの政治家からの非常に視野の狭い攻撃から守らなければいけないのです。」

「カリスマは自分のカンパニーを守るため、いろいろな政治的な、あるいはメディアの攻撃をかわす守りなのです。」