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「新国立劇場の開館十年」を考える(二十三)
≪巨額な国費が投入されながら、理事長・芸術監督が専念しない不思議な劇場(十)≫

 「新国立劇場の開館十年を考える」22回分の総目次 <「世界の三本指に入る」と豪語する天下り劇場理事長>から <次期芸術監督の人事迷走 尾高氏「納得できねば辞退も」朝日新聞7月9日朝刊>まで。
 このブログ『提言と諫言』では、昨07年の4月13日から、この年の9月6日に劇団創立70周年を迎えた文学座のスケッチ、「劇団文学座の七十年」を書き始めた。劇団発行の「文学座五十年史」や、劇団に関わった作家・演出家・俳優たちの書籍などから興味深い証言などを拾い出し、私なりの「文学座小論」を将来にものするためのメモのつもりで書いていた。しかし、11回目を書いた直後だったか、劇団の幹事会の席上で、「GOLDONIがブログで文学座を批判している」としてブログのコピーが回し読みされたと、ある幹事から聞かされた。怪文書の扱いのようで、それ自体は少しも嬉しくはなかったが、生来の恥ずかしがりが禍するのか、却って関心を持たれることを避ける性格、隠者のような振舞いを良しとする質でもあって、暫く休むことにして、そして今に至っている。
 「新国立劇場の開館十年を考える」のタイトルで、昨07年12月3日から書き始めたブログは、今日で23回を数えることになった。これは、「文学座小論」同様に、「劇場運営論」の執筆のためのスケッチのつもりで書いていて、「文学座の七十年」と深い関わり、繋がりを意識しているつもりである。ただ、こちらが想像している通りにか、新国立劇場に出入りする文学座の演出家や幹部俳優、新国立劇場の演劇部門の芸術監督になっていた鵜山仁氏にも読まれていないようなので(そして肝心の新国立劇場・遠山敦子理事長にも、だが。)、暫くは続けることにする。

 22回分のブログの見出しを書き出した。リンクも貼ったので、ご笑読をお願いする。

 第1回  < 「世界の三本指に入る」と豪語する天下り劇場理事長>07年12月3日

 第2回  「役所体質から劇場組織への転換が急務」と語る若杉芸術監督07年12月4日

 第3回  明暦・寛文期のインテンダント・村山又兵衛に学ぶ07年12月6日

 第4回  六十歳で勇退したバイエルン歌劇場総裁07年12月9日

第5回  本物が退散し、偽物が蝟集する『綻びの劇場』07年12月12日

第6回  国立劇場の理事だった大佛次郎の苦言07年12月21日

 第7回  無償観劇を強要する演劇批評家、客席で観劇する劇場幹部08年1月1日

 第8回  劇場のトップマネジメントは及第か(上)08年1月9日
      ―税金で賄われる「民間の財団」という不思議な劇場

 第9回  劇場のトップマネジメントは及第か(中)08年1月17日
      ―芸術監督は「ギャラの高いアルバイト」で良いのか

 第10回  NHK副会長を引責辞任した新国立劇場の評議員08年1月26日

 第11回  就任会見で「専念しない」と発言、朝日新聞に「無自覚」と批判されたNHK会長も兼ねる新国立劇場の理事職08年2月5日 

 第12回  劇場のトップマネジメントは及第か(下)08年2月7日
      ―専念しない、専門家でない天下りの劇場最高責任者を頂く、世界で稀れな歌劇場  

 第13回  巨額な国費が投入されながら、理事長・芸術監督が専念しない不思議な劇場(一)08年2月18日
      ―肩書は年齢の数を越えるといわれる六十九歳の遠山理事長

 第14回  巨額な国費が投入されながら、理事長・芸術監督が専念しない不思議な劇場(二)08年2月26日
      ―「官と民の持たれ合い」を象徴する、元文化庁長官の被助成団体会長兼任 

 第15回  巨額な国費が投入されながら、理事長・芸術監督が専念しない不思議な劇場(三)08年2月29日
      ―経営の健全化を指摘されるNHKの子会社の取締役も務める遠山理事長

 第16回  巨額な国費が投入されながら、理事長・芸術監督が専念しない不思議な劇場(四)08年3月7日
      ―パチンコ施設業者の団体の長に収まる元文部科学大臣

 第17回  官僚批判喧しい最中、電通の社外監査役に就任する天下り劇場理事長08年6月19日

 第18回  巨額な国費が投入されながら、理事長・芸術監督が専念しない不思議な劇場(五)08年6月30日
      ―公務員改革に慎重な福田首相も、「適材適所でも天下りは二回まで」。

 第19回  巨額な国費が投入されながら、理事長・芸術監督が専念しない不思議な劇場(六)08年7月5日 
      ―「新国立劇場芸術監督交代 演劇部門 唐突な印象」 読売新聞7月1日朝刊

 第20回  巨額な国費が投入されながら、理事長・芸術監督が専念しない不思議な劇場(七)08年7月8日
      ―「新国立劇場 芸術の場らしい議論を」 朝日新聞7月7日朝刊 社説

 第21回  巨額な年国費が投入されながら、理事長・芸術監督が専念しない不思議な劇場(八)08年7月9日
      ―「演劇部門の芸術監督交代 「1期限りで代える必要あるのか」の声」 毎日新聞7月8日夕刊

 第22回  巨額な国費が投入されながら、理事長・芸術監督が専念しない不思議な劇場(九)08年7月11日
      ―<次期芸術監督の人事迷走 尾高氏「納得できねば辞退も」> 朝日新聞7月9日朝刊