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「新国立劇場の開館十年を考える」(三十一)≪三十回までの総目次≫

第1回<「世界の三本指に入る」と豪語する天下り劇場理事長>から 
第30回<次期芸術監督の人事迷走 尾高氏「納得できねば辞退も」朝日新聞7月9日朝刊>まで。

 このブログ『提言と諫言』では、昨07年の12月3日から今年の9月24日まで、「新国立劇場の開館十年を考える」を書いてきた。その後、9月末から体調を崩したことで、新国立劇場についての検証作業、作品チェックを二か月ほど出来ずに過ごしてきた。その間に、新国立劇場と「声明」に名を連ねた演劇関係者、あるいはメディアとが、どういう「手打ち」をしたのかは不明だが、いつもながらの「腰砕け」、国の補助金がなければ作品を作れず、また演劇関係者たり得ない「補助金中毒患者」と化して久しい大多数の演劇人は無論のことだが、現役の論説委員が社説で批判を加え、記者OBも「声明」に名を連ねたほどこの問題と深く関わり、主導したかに見えた朝日新聞を始めとする新聞メディアが、今では全く何事もなかったようにおとなしくなった。この二か月の当方の沈黙を訝った演劇界のある長老からは、「新国立劇場執行部(文化庁)と話でもついたからか」と、何ともあからさまで、また過分の評価(?)を戴いたばかりだが、幸か不幸かそんなことはない。
 本復したとは言い難い体調ではあるが、もうしばらくはこの問題を考えていこうと思っている。今回は30回までの総目次を作った。ご笑読戴きたい。

第1回  < 「世界の三本指に入る」と豪語する天下り劇場理事長>07年12月3日

第2回  「役所体質から劇場組織への転換が急務」と語る若杉芸術監督07年12月4日

第3回  明暦・寛文期のインテンダント・村山又兵衛に学ぶ07年12月6日

第4回  六十歳で勇退したバイエルン歌劇場総裁07年12月9日

第5回  本物が退散し、偽物が蝟集する『綻びの劇場』07年12月12日

第6回  国立劇場の理事だった大佛次郎の苦言07年12月21日

第7回  無償観劇を強要する演劇批評家、客席で観劇する劇場幹部08年1月1日

第8回  劇場のトップマネジメントは及第か(上)08年1月9日
     ―税金で賄われる「民間の財団」という不思議な劇場

第9回  劇場のトップマネジメントは及第か(中)08年1月17日
     ―芸術監督は「ギャラの高いアルバイト」で良いのか

第10回  NHK副会長を引責辞任した新国立劇場の評議員08年1月26日

第11回  就任会見で「専念しない」と発言、朝日新聞に「無自覚」と批判されたNHK会長も兼ねる新国立劇場の理事職08年2月5日 

第12回  劇場のトップマネジメントは及第か(下)08年2月7日
     ―専念しない、専門家でない天下りの劇場最高責任者を頂く、世界で稀れな歌劇場  

第13回  巨額な国費が投入されながら、理事長・芸術監督が専念しない不思議な劇場(一)08年2月18日
      ―肩書は年齢の数を越えるといわれる六十九歳の遠山理事長

第14回  巨額な国費が投入されながら、理事長・芸術監督が専念しない不思議な劇場(二)08年2月26日
     ―「官と民の持たれ合い」を象徴する、元文化庁長官の被助成団体会長兼任 

第15回  巨額な国費が投入されながら、理事長・芸術監督が専念しない不思議な劇場(三)08年2月29日
     ―経営の健全化を指摘されるNHKの子会社の取締役も務める遠山理事長

第16回  巨額な国費が投入されながら、理事長・芸術監督が専念しない不思議な劇場(四)08年3月7日
     ―パチンコ施設業者の団体の長に収まる元文部科学大臣

第17回  官僚批判喧しい最中、電通の社外監査役に就任する天下り劇場理事長08年6月19日

第18回  巨額な国費が投入されながら、理事長・芸術監督が専念しない不思議な劇場(五)08年6月30日
     ―公務員改革に慎重な福田首相も、「適材適所でも天下りは二回まで」。

第19回  巨額な国費が投入されながら、理事長・芸術監督が専念しない不思議な劇場(六)08年7月5日 
     ―「新国立劇場芸術監督交代 演劇部門 唐突な印象」 読売新聞7月1日朝刊

第20回  巨額な国費が投入されながら、理事長・芸術監督が専念しない不思議な劇場(七)08年7月8日
     ―「新国立劇場 芸術の場らしい議論を」 朝日新聞7月7日朝刊 社説

第21回  巨額な年国費が投入されながら、理事長・芸術監督が専念しない不思議な劇場(八)08年7月9日
     ―「演劇部門の芸術監督交代 「1期限りで代える必要あるのか」の声」 毎日新聞7月8日夕刊

第22回  巨額な国費が投入されながら、理事長・芸術監督が専念しない不思議な劇場(九)08年7月11日
     ―<次期芸術監督の人事迷走 尾高氏「納得できねば辞退も」> 朝日新聞7月9日朝刊

第23回  巨額な国費が投入されながら、理事長・芸術監督が専念しない不思議な劇場(十)08年07月13日
     ―22回分の総目次 <「世界の三本指に入る」と豪語する天下り劇場理事長>から <次期芸術監督の人事迷走 尾高氏「納得できねば辞退も」朝日新聞7月9日朝刊>まで。

第24回  次期芸術監督人事について(一)08年07月24日
     ―<監督人事、詳細開示を>朝日新聞7月14日夕刊、<劇場側「運営は透明」>朝日新聞7月18日朝刊、「芸術監督選定プロセスの詳細開示を求める声明」、「芸術監督選定プロセスの詳細開示を、再度求める声明」  
第25回 次期芸術監督人事について(二)08年07月31日
     ―「芸術監督人事 なぜもめる?」 日本経済新聞7月26日夕刊、「新国立劇場の次期芸術監督選出 対立が泥沼化」 東京新聞7月30日朝刊

第26回 ≪次期芸術監督人事について(三)08年08月04日

第27回  次期芸術監督人事について(四)08年08月06日
     ―<「悪評交響曲」鳴り響く「新国立劇場」遠山敦子理事長> 週刊新潮7月31日号 

第28回  次期芸術監督人事について(五)08年08月13日
     ―芸術監督予定者をめぐる理事会でのやりとり 永井愛 7月14日 

第29回  次期芸術監督人事について(六)08年08月25日
     ―「公的芸術監督の役割 劇作家・山崎正和氏に聞く」 日本経済新聞8月19日夕刊 

第30回  次期芸術監督人事について(七)08年09月24日